魔女旅に出る~もものサンタモニカ留学日記20日目~
サンタモニカからこんにちは~
今日は金曜日なので、授業を取っておりません。
なので、恒例の博物館めぐりに行ってきました!
今日朝起きた時に、なぜか
「大きいものがみたい!」
と思い、調べてみることに。
ジュラシックって書いてあるから、恐竜とかあるんじゃない!?
家から近いし!決定!とのことで
博物館めぐり第二弾!
The museum of Jurassic Technology(ジュラシック・テクノロジー博物館)
家から徒歩20分ぐらいのところにある博物館です。
「博物館」っていうと
広くて、明るくて、静かで、見やすい
みたいなイメージが皆さまあるとは思いますが、
この博物館は一味違います。
え?ここ?
と最初通り過ぎてしまいました。小さいな…。でも、
普通のお店みたい…。
中に入るとすぐ近くにお土産コーナーがありますが、なにせ暗い。
最初暗すぎて、目がちかちかしてました。ほんとにここが博物館なのか…?
と疑問を抱きつついると、「Hello」の声が。
受付がドアの真ん前にありました。
大人は10$なのですが、大学生ですと伝えると7$になりました!学割最高です。
中は撮影禁止とのことで全然写真は撮れなかったので、Wikipediaからの写真を拝借いたしまして、イメージを伝えていこうと思います。
一言でこの博物館の楽しみ方を伝えるなら、
「考えるな、感じろ」
これに尽きると思います。
この博物館はあなたの思っている博物館とは全く違います。
中は暗く、進む道は示されておらず、迷路のよう。館内に響き渡るは中世の実験器具の鳴らす「カチン、カチン」という規則的な音かと思えば、少し進むとどこからともなく、ラジオから女性の声が、そうかと思えばどこかで雷が鳴り響いてる…。
そして少し歩けば、床の軋みが聞こえる静寂と剥製の世界…。
そして中の展示物は奇妙なものばかり。
ダイスが指し示す奇妙な運命、あやとりで占われていた未来、刻一刻とひまわりが回転し続けるだけの時計、顕微鏡の中に映し出されるだけの本当に小さな絵画など…。
展示物はどこかの国の迷信を書き集めたものも多く、本当にあったかどうかも定かではありません。
そうですね、なんといいましょうか…。お化け屋敷に近いかもしれません。幽霊なんてこの博物館には出てきませんが、雰囲気がおどろおどろしい。
HUMANという会社が作ったクロックタワーというゲームに近い雰囲気です。ジェニファーが洋館の中をさまよい、探索しながら脱出を試みるゲームですが、まさしくその雰囲気です。あ、さすがにこの博物館にシザーマンは出てこなかったですよ。
ピアノは2台ありましたが…(笑)
3D眼鏡を用いた上映会なども上映されてますが、どこの国の言葉かわからない歌が聞こえてきて、詩のような文章が流れます。立とうとするのですが、立てない。催眠術の効果でもあるのかな…と思うぐらいに体が動きませんでした。
二階に上がり、奥へ行くとなぜかカフェのようなスペースが。え、突然休憩所?と思っていると、厨房の中から女性が。紅茶いる?と聞いてくださり、いただくことに。
すると、バイオリンの音が聞こえる!
早速、三階に行ってみると、そこには小さな庭園が。そしてバイオリンの音は
BGMかと思いきや、おじさんががっつり演奏してる…!
この博物館すごいな!世界観が違う!
噴水の前の特等席でバイオリンの音が紅茶に溶けていくのを感じつつ、夢心地を楽しんでいました。
なんだかちょっと怖い博物館でしたが、私はとても好きな博物館です。
今日博物館をめぐっていた時、館内の人が少なかったこともあり、
これは夢なのか現なのか、よくわからなくなりました。
この飾ってある蝶の標本は、本物なのか、偽物なのか、
私は本当に今日博物館に来ているのだろうか
それともこれは夢なのか
まさしく「胡蝶の夢」
博物館全体が一つの作品だと思っています。それだけの雰囲気と不思議な力を持つ博物館です。一度、ぜひ行ってみてください。そして、
この世界観をぜひ感じてください!
The museum of Jurassic Technology
9341 Venice Boulevard in the Palms district of Los Angeles, California
ということで少し不思議な世界を体験してきました。
明日は、インターナショナル生とBBQに行く予定です。
サンタモニカでは22時35分を回りました。明日も素敵な一日になりますように。
サンタモニカから愛をこめて。